紙媒体(新聞・雑誌・チラシ・ポスター・DM)


「紙媒体が衰退しネット化が進みつつある。」
これは間違ってはいませんが、紙媒体にそこまで需要がなくなったわけではありません。
チラシにしても、パソコンや携帯電話で画像データのチラシを見るより
新聞・雑誌・チラシを見た方が圧倒的に見やすく分かりやすいです。

たとえば、新聞20年前と今も印刷部数は変わっていません。
ただ、人口増・核家族・独り住まいが増えて、世帯数が伸びた割に比例しては低下しています。
購読率が下がった。
低所得の方はネット料金の支払いに追われ、新聞を止める人が増えています。
でも子どもの教育上新聞を止めない家族や高齢・富裕層は購読し続けています。


同じように
「紙媒体が衰退したから印刷屋が大打撃を受けている。」
と、よく耳にします。
確かにネットが発達してから廃業に追い込まれた印刷屋さんは多いです。

ですが、紙媒体に完全に需要がなくなったわけではありませんので
例えばネット注文を主体にした印刷屋は生き残っています。
※大手お得意先などがあって定期的に安定した仕事をもらえる印刷屋は
 ネット主体でなくても生き残っています。

ただ、色の精度にこだわるお客様は激減しています。
食べ物や、アパレル、化粧品は色をいまだに大切にしているところもあります。




今やネット社会ですので、需要があれば客の方から印刷屋をネット検索し注文してきます。
必要無い時に外回りの営業に訪問されても、印刷費が極端に安かったりしない限り
その印刷屋さんを使うことはほぼありません。
むしろそういう古いタイプの印刷屋の大半がネット主体の印刷屋より印刷費が高いです。

いまだにHPすら持っていない印刷屋さんもあります。


そういう印刷屋さんは、ネット関係に疎い上層部の連中が
「お金が掛かるなら必要ない。」とか「ネットから仕事は取れる保証がない」と
過小評価して取り入ってもらえないことが多いようです。

廃業寸前まで追い込まれた時に気付いたところで後の祭りです。
仮に、資金に多少余裕があったとして急いでネット関係に力を入れたとしても
気付いた時には競合他社がかなり増えていて、他社は自社よりさらに力を入れていて
仕事がほとんど回ってこないパターンになります。

ネットの特性でアクセスしてくれないと結果は生まれません。

ネット印刷にない特性をもっと売るべきでしょう。

色に忠実に修正する。
大ロットに強い。
印刷仕様に色(RGBをCMYK)(字体をアウトライン化)トンボ(印刷及び絶ち位置)
置き換える作業をしてくれる。

ネット効果はある意味で博打です。
宝くじより当たる確率は低いです。
ネット広告は若い人には確かに向いています。




ですので、紙媒体が衰退しているのは事実ですが
需要がなくなったわけではないので
営業形態を変えるだけで生き残ることができるわけです。
これは印刷屋に限ったことではありませんが。

チラシ折り込みは減った感じがしません。
ポスティングは、むしろ増えたかも知れません。

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